2003年から2005年の台湾勤務時代にホームページでアップしていたものをココに引越しさせました。時の流れと共にPCも変わりHPのアドレスも忘れ更新が出来なくなっていたものを写真をダウンロードして復活させました。

何分古い情報なので、店も変わっていたりして食べ歩きガイドとしては役に立ちませんが、私にとっては懐かしの記録です。^^

久しぶりに写真も見てみて非常に新鮮です。食べた当時の記憶が頭に残っているのには驚かされました。

1.ある餃子の屋さんでの食事。

まずは台湾餃子屋さんの定番メニュであるスワンラータンからスタート。個人的にはあまり好きなスープではないが、やはり餃子を食べるときは飲んでしまう。
        
大陸のスワンラータンの強烈な不味さに比べるとマシではある。

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今夜のメインデッシュは蝦の蒸し餃子と豚肉の焼き餃子。

両方ともジューシーで超美味い。蒸しの方なんか台北のショーロンポーで有名な○泰豊なんかとも見劣りしない。焼きの方は最近日本の居酒屋でも見られる棒餃子と見栄えは同じだが、肉汁がジワリと染み出る美味さは天と地の差です。何だか不味い偽者に慣らされていた感覚にガーンと一発くらった感じがしました。^^

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2.今回は嘉義名物の「火鶏肉飯」

嘉義は有名な阿里山鉄道に乗り換える駅と北回帰線上の場所であることで有名。というかそれ以外は思い当たらない街。さて、本題のぶっかけ飯ですが、例によって日本とは違う小ぶりのどんぶり飯に茹でた7面鳥を細く裂いた肉を乗せて、旨い油が利いたタレをチョロッとかけて食べるいたってシンプルな料理。旨味油とご飯の妙がたまりません。油の輝きが思わずゴクッと唾を飲み込むのは私だけでしょうか。

台湾ならどこでも食べれますが、やはり雰囲気的には嘉義で食べないとと思い、わざわざ出かけて食べた一品です。^^
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3.今日は客家料理のご紹介です。^^ 

客家(ハッカ)の人が多く住む苗栗に出かけて食べて来ました。
最初は筍の上に豚の角煮が乗ったものでした。角煮はトロトロになるまで煮てあるものと違い、食感はシッカリとしていました。普通はトロトロでコテコテのやつが好物なのですが、これはこれでアッサリとしていて付け合せの筍ともども美味しいものでした。どんぶりに盛られた姿も中々可愛いでしょう。

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次は大腸。ホルモンを生姜で炒め、酢をきかせた味付けでした。酢はあまり好きな方ではありませんが、この料理には不思議と合っており、フワフワした感じのコテッチャンを一気に平らげました。
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次は干したスルメを戻したものと肉と葱の炒め物でした。葱が滅茶苦茶おいしーい。ここまできてフト気ついたのですが、台湾料理特有の「甘さ」があまりないのです。あれはあれで好きな味なのですが、今回の料理は塩で味付けたシンプルなもので非常に新鮮
な感じがしましたね。二重丸です。◎  
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最後のスープは高菜のスープ。大満足でスープも平らげ、今回も食べすぎで死にそうになりました。フト隣のカップルを見ると、料理は私の半分くらいでニコニコと食べていました。

私の場合は人数が半分で料理が2倍。こりゃ4倍もの料理を食べている計算になりますね。やれやれ。><
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4.ちょくちょくお邪魔させて頂いているHPの若旦那さんの「つかまん」さんの2度目の御来台です。

萬華の龍山寺を見たあと、そそくさと華西街を見物して胡散臭い華西街の真ん中で食事。^^

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台湾ビールで喉を潤したあとは、ガチョウ。しなやかで且つシッカリとした歯ごたえの身は、日本ではなかなか味わえませぬ。

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次はカラッと揚げた白魚の天ぷら。日本のやつより大きくて、何故か生物の教科書で見たプラナリアを思い出すのは私だけでしょうか。塩コショウをつけて頂きます。


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カキのオムレツ。夜市で食べる片栗のベロベロしたやつとは違い、シッカリとカキと卵で固まっています。

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あさりの炒め物。九層という台湾のバジルが味の決め手。お酒はビールから紹興酒のロックにチェンジ。

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5. ついに出た。臭豆腐の初体験。この前にはトンソクも食べましたが写真を撮るのを忘れました。

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道を歩きながら西瓜汁(スイカジュース)を飲んだ後は最後の決め手はマンゴーアイス。最高です。日本人のセンスでは、決してここまで盛れませんよね。大のオジサン3人でシェアしました。^^

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若旦那の3度目の御来台。若旦那が何を食べたかは向こうのHPで見せて頂くとして、私の前哨戦を中心にご紹介します。

5.台北で気になっていたレストラン掌櫃に前夜突撃。日本統治時代の木造建築をいかした隠れ家的な居酒屋。おこげが非常に香ばしい釜飯と四川仕立てのプリプリの海老とジョッキの生を注文。手を抜かない本格派な仕上がりに驚かされました。唐辛子だけでなく山椒を効かした香りと海老への火の入れ具合に「いい仕事してますね」と唸りました。

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6.当日の夕方、繁華街の西門町を散策。このエリアの年齢層は低く、東京の原宿のような感じ。20年ぶりくらいで美観園に入りました。1946年創業の台湾日式料理店の草分け的存在のお店です。店のカウンターで客層を見ていると、結構常連らしい年配者も多くて興味深いです。引き続き料理の手並みも観察。寿司なんてシャリは型で抜いたような塊に、ひょいと超厚切りの刺身を乗せるだけで握りやしません。そうです。全然美しくありません。これぞ日本料理と似たようで非なる台湾日式料理の王道を行くお店なのです。長い歴史の中で本格派の日本料理の技を研鑽する事なく、ひたすら台湾人のやり方で生き抜いて来た偉大なお店なのです。
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私は大ジョッキの生ビールをグビグビ飲みながら、トコブシをいただきました。韓国のコチュジャンの辛さを一切抜いたような超甘ソースがベッタリかかったもので後悔の一品でした。TT  

まあ歴史と味わいのある店で雰囲気を十分楽しませてもらいました。謝謝。
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旦那の到着は夜の9時くらいなので、もう少しお腹に入れておこうと引っ掛けたのがエビのトロミスープ。何だか昨夜から海老づいていますが、相変わらずプリプリの食感はたまりませぬ。


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7.いよいよ旦那の登場。士林の夜市で鉄板焼。

「海陸セット」というのを頼んだら山ほど出てきて驚きました。

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8.鉄板焼で参りましたが、何とか次の獲物を引っ掛けました。珍しい鼎邊趙(漢字に自信なし)。

米で作られたきしめんのような生地のものがクルット丸まってスープに沈んでいます。アッサリとした昆布とかつおベースのスープに金針がアクセントとして浮いています。自己主張の強い台湾味の中では優しい味ですね。

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気候も良く台湾を訪れるお客さんも多くなりました。ガイドブックを見ているうちに、お客さんと言うよりも自分で行きたくなっちゃいまして食べ散らして見ました。

9.湖南料理 湘厨 
台北市中山北路二段123号 02-257-16969

台湾では何故か高級湖南料理が有名です。私の大陸での経験では、あの四川料理よりも辛いと話を聞く程度だったのですが・・・・

「四川の人は辛いのは怖くない。湖南の人は辛くないのが怖い」との事でした。湘厨は1皿づつオーダーする食べ放題の店なのですが、私は一人だったので1皿100元で注文を受けてもらいました。「海老のレタス包み」「中華ハムのハチミツ漬け」「蟹脚の九層炒め」の3品食べて300元。

プリプリ海老をタップリとサクサクのレタスで巻いて食べる海老なんて絶品で放題の店と馬鹿に出来ない料理でした。

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中華ハムはネットリと甘く、フカフカの食パンにはさんで食べます。料理というよりデザートですね。好みは分かれると思いますが、一度は話の種に食べてみたい1品。日本では味わえませんね。

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蟹の脚は中華ハーブの九層で炒めてありました。見かけの割りに蟹に味が沁みていなくて個性薄し。不味くはないけど、今回の一番ハズレでした。 それにしても、この店は滅茶苦茶お得です。今回は300元で食べれたし、食べ放題にしても500元位らしい。次回は2人以上で行って、500元で店の料理を食べ尽くしてみたいですね。 お店も綺麗ですし、超おすすめの店ですね。そうそう。台湾の湖南料理は繊細な感じすらして美味しかったです。辛くもないし。あれっ。おかしいなあ。私の常識と違うなあ。自分の頭の辞書を書き直しておかないとね。 

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10.酸菜白肉火鍋 圍櫨
台北市仁愛路四段345巷4-36 TEL 02-27529439

中国東北地方で食べられているらしい酸菜を入れた火鍋。一度食べてみたかった一品。

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注文すると北京の羊のシャブシャブでおなじみの煙突つきの鍋が出てきました。一人なので一番小さな鍋を頼みましたが、それでも大きなものです。具は自分で入れるのではなく、すでに入って煮た状態で出てきます。主役の酸菜はキムチのようなものかと想像していたのですが、どちらかと言えば、細切りにしてあるので、コールスローサラダのキャベツのような外観でした。白肉は脂身で作ったベーコンのようなものを想像していたのですが、こちらは普通の豚バラスライスといった感じで外見的な特徴はなし。まずはタレの調合です。何時もは絵の具のように適当に多種を混ぜ合わすのですが、今回は万全を期す為に店の人に作ってもらいました。さていよいよ鍋に突撃。具は酸菜・白肉・蟹・カキ・干し海老・干し椎茸・凍り豆腐でした。やはりポイントは発酵ですね。後口がキムチチゲのような感じがします。キムチチゲから辛さの刺激の角をとって、全てまろやかにしたような味というのでしょうか。白肉も脂っこくなく、且つ豚肉の心地よい味がジワリとしてGoodですね。一気に食べ尽くしてしまい、スープもスプーンですくって飲みつくしました。大満足。次回は最後の美味しいスープにご飯を入れて無理やり雑炊にして食べてみたいものですね。変な目で見られるかも知れませんが・・・・

ビール1本飲んで合計800元程度のお会計でした。^^
http://www.taipeinavi.net/food/f0041/f0041h01.html     

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11.八宝冰 
龍山寺夜市
    
火鍋を食べて、そのままホテルで寝るのは忍びない。ついつい夜市へ足を運んでしまいます。足裏を揉んでから、氷り。マンゴカキ氷は台北では「冰館」が有名ですが、どうしてどうして龍山寺のやつも美味しいです。今日は八宝氷です。フックラと炊き上げられた豆が絶妙です。何でも甘口の台湾にしては甘さ控えめなところが不思議です。小豆にしても日本のそれよりも甘くない。一度騙されたと思って食べて下さい。めちゃ美味いから。ビビリますよ。

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12.点心 点水楼
台北市民権東路二段30号 TEL 02-2542-6060
http://www.dslfood.com.tw

仕事の合間の昼ごはんに引っ掛けた執念の一品。道を歩いていて見つけた店にどうしても突撃したかった。お洒落な店構えは超有名な鼎泰豊より良い感じです。小籠包も、もともと鼎泰豊で働いていたコックさんがやっているとの事です。お味のほどはアツアツのスープも入っているし、店が自慢するだけの事はありますが、個人的には感動しなかったです。鼎泰豊にしても一番美味しいとは思っていない。20年近く前に中国の武漢にある「四季美」という店で食べたヤツが自分的にはNo.1です。毛沢東も食べたらしいのですが、そこの小籠包は場外ホームランです。もう一度食べてみたいですが機会があるかな。2番目は、やはり本場上海のヤツです。豫園には通いました。雰囲気と味がマッチしています。鼎泰豊や今日のヤツは3番目かな。私をアッと驚かせるような小籠包のお店の出現が望まれますね。
 
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そうそう。忘れていました。サイドオーダー。餅の中には丁寧に細切りにされたダイコンが入っていました。初めて食べた一品。
 
おっと話がそれましたが、鼎泰豊は混雑していますので、台北で小籠包を食べたいという御仁には、このお店はねらい目じゃないでしょうか。 お洒落な店ですよ。 
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13. 好記擔仔麺  
台北市吉林路79号 TEL 02-2521-5999
  
台湾料理店。日本に支店があるような有名な青葉や欣葉より、屋台っぽい雰囲気を持つ台湾料理店。

入り口では料理のサンプル(実物)が見れるし、テーブルの側でも調理していたりします。勿論店の前の歩道にもテーブルは出ていますし、なかなか楽しいお店です。

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最初にブタの角煮を頼みました。乾燥した栗や椎茸とじっくりと煮込んだ脂身はトロトロです。ピリッとした葱とともにいただきます。

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次は紹興酒が沁み込んだゆで卵です。半熟の黄味といい、フト香る紹興酒が中々の一品です。ビールがすすみます。(台湾ビールの瓶生を注文)。

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最後にタンツー麺。店の看板メニューだけあって綺麗に盛り付けられているし、出汁も美味しかったですね。但し、少し残念なのは本場台南のものより麺が軟らかく茹ですぎている点と、量が多すぎの点は気にいりませんでした。日本の常識から言えば、十分少ない量ですが、個人的にはもっと小ぶりのやつを、パッと食べるのが好みです。

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14.鬚張ルーロウ飯

最近見ないなあと思っていたルーロウ飯のチエーン店を、腹ごなしに歩いている時に発見。思わずパチリ。

新宿の歌舞伎町にも全く同じ看板の支店がありますよ。(あそこのルーロウ飯も味もさることながら日本式に大盛りなのが気にいりません。大きなお世話ですが・・・・)。


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さすがに腹いっぱいで食べれなかったので、次の日の昼間に征服した写真が一番最後のヤツです。

チエーン店だから本格的でもなんでもないでしょうが、食感がないくらいにまで軟らかいミンチの赤身の部分とトロトロの脂身の部分が絶妙に絡んで、非常に美味いのですよ。単純なものですが、これがたまりませぬ。

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15.頂翅魚翅餐庁  
台北市吉林路251号 TEL 02-2523-5177
  
ルーロウ飯の近くに見つけたお店。さっそく次の日の昼食に突撃。
  
390元のフカヒレランチ(フカヒレスープ・ステーキ付)にひかれていったのですが、午前中の仕事で頭がモヤモヤしていたので、エイッと単品でフカヒレスープのみをたのみました。

390元セットだったら小さなヒレのカケラで雰囲気を味わう程度なのですが、単品で715元もしたヒレは完全な形を保っており、深みのあるスープと身がほぐれる感触がたまりませんでしたね。いやー昼間ッから贅沢しちゃいました。^^  

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16.人和園雲南菜 
台北市錦州街16号1階 TEL 02-2536-4459
    
珍しい雲南料理店。意外な感じがしますが、何を食べても美味しいですよ。特にキノコは抜群。
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昼なので軽めに「過橋麺」を食べました。その昔、離れで受験勉強している息子がいて、橋を越えて夜食を持って行っても冷めないように考案されたものらしい。熱々のスープに薄切りの肉や野菜と麺を目の前で合わせるのが特徴。この店のものは少し日清のチキンラーメンを彷彿させるような食感で、極上のチキンラーメンと私は命名しています。

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17.擂茶  
台北市市民大道四段82号 TEL 02-8771-6798
    
珍しい客家のお茶を出すお店。最初にゴマ・ピーナツ・茶をすり鉢ですります。日頃の運動不足を痛感する位に腕が疲れる作業です。最後に緑茶の粉を入れて出来上がり。湯のみに出来た粉を入れて、お茶を注ぎ、玄米を浮かべて飲みます。客家の伝統的なお茶は珍しく、ここ以外で出す所は知りません。お味の方は勿論ナチュラルそのものですが、美味しいものでもないですね。

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18.四川呉抄手 
台北市忠孝東路四段250号之3 TEL 02-2772-1707
    
忠孝東路の大通りを少し入った所にあり、場所的に便利なお店。

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台湾の甘ったるいマーボー豆腐ではなく、山椒が利いた本格的なマーボが食べたくて選んだお店。白ご飯にぶっかけて食べました。

合格です。

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ラー油につけたワンタンの紅油抄手も中々のお手前でした。水餃子のような厚い皮ではなく、極薄の皮でふんわりと仕上げてあり美味しいです。^^

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19.ラオ河夜市

マーボーで発汗した後は夜市を徘徊。あそこで一番人気の一見美味しくなさそうな「薬敦排骨」に挑戦。 「もっと早く食べておくべきだった・・・」と後悔させる位美味しかったです。多くの台湾人で
賑う理由がわかったような気がします。野獣のように骨にかぶりつく様はカッコよくありませんが、台湾小姐も果敢に骨を積み上げていました。美味しいものは美味しい。見かけで判断してはいけません。おまけに目茶安。50元で食べられます。^^

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20.兄弟大飯店 飲茶  
台北市南京東路三段255号
    
ガイドブックには「飲茶レストランが人気」と書いてあり気になっていた存在。今日の昼に偵察してきました。「チャーシューの腸粉」と「鳥の脚」と「粽」を食べました。味は悪くなかったのですが、高級ホテルのくせに美しくない仕上がりに箸が進みませんでした。カートの蒸し蒸篭をチェックしましたが、全体的に美しくない点心でしたね。 私的には二度と来ない店です。不合格。

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最後におまけ。台中に帰る自強号を待っている間に入った台北駅のドトールコーヒー。  

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21.喫飯食堂 
台北市永康街8巷5号  Tel 02−2322−2632
  
永康で見つけた気さくな台湾料理屋さん。いい感じにフラフラと吸い寄せられました。台湾のお惣菜が100元台から楽しめます。

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定食もあり、私は「山椒煮油魚」の定食160元をオーダー。

鰹のような魚を丁寧に木の皮で包んで薄味の醤油で上品に煮てあります。全然油っぽくなく、白いご飯との愛称抜群で思わずニンマリでしたね。これ。他の料理も期待できますよ。きっと。ココ一押しです。

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22.氷館 

永康街の超有名店。季節じゃないのでマンゴは今一ですが、とにかくマンゴもイチゴもキウィーも乗った上に、更にマンゴアイスまで加わる何でもありの一番高いメニューをオーダー。勿論美味しいけれど体が冷たくなり
ましたね。

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最後に近くにある鼎泰豊の本店の前をひやかして帰りました。


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